同時使用水量の計算と給水管の口径選定

給水装置工事技術指針の考え方で、直結式給水の同時使用水量を求め、その水量で口径13〜75mmの給水管を比較します。

分類給水・ポンプ根拠給水装置工事技術指針2025更新2026-10-06

上の行ほど優先して同時使用に数えます(使用頻度の高い用具を上に)。吐水量は指針の範囲の下限を初期値にしています。

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給水管の口径選定

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口径流速 m/s動水勾配 ‰損失水頭 m判定

入力例

戸建て(台所・洗面・浴槽・シャワー・洗濯・手洗・大便器2・散水の計9栓)なら、同時使用率を考慮した用具数は3栓で、上の行から台所12+洗面8+浴槽30=50L/min。配水管の最小動水圧0.2MPa・立上り2m・末端0.05MPa・管長20mなら、口径20mmは流速2.65m/sで不可、25mmが候補になります。

同時使用水量の算定方法

同時使用率を考慮した末端給水用具数

総用具数12〜45〜1011〜1516〜2021〜30
同時使用用具数123456

標準化した同時使用水量

Q = (全用具の使用水量の合計 ÷ 総用具数) × 同時使用水量比
総用具数12345678910152030
比1.01.41.72.02.22.42.62.82.93.03.54.05.0

表の間の用具数(11〜14栓など)は直線補間しています。

集合住宅

戸数による式 10戸未満 Q = 42 × N^0.33 10〜600戸未満 Q = 19 × N^0.67 人数による式 1〜30人 Q = 26 × P^0.36 31〜200人 Q = 13 × P^0.56 (Q: L/min)

口径の決め方

許容動水勾配[‰] = (配水管の最小動水圧の水頭 − 立上り高さ − 末端の必要水頭) ÷ 管長 × 1000 → 動水勾配がこれ以下、かつ流速 2.0m/s 以下の最小口径を選ぶ (損失水頭: 50mm以下ウエストン公式、75mmはヘーゼン・ウィリアムス公式 C=110)

末端給水用具の吐水量の目安

用具吐水量 L/min用具吐水量 L/min
台所流し12〜40大便器(洗浄タンク)12〜20
洗濯流し12〜40大便器(洗浄弁)70〜130
洗面器8〜15小便器(洗浄タンク)12〜20
浴槽(和式)20〜40小便器(洗浄弁)15〜30
浴槽(洋式)30〜60手洗器5〜10
シャワー8〜15散水15〜40
消火栓(小型)130〜260洗車35〜65

設計では水道事業体の基準値を優先してください。

よくある質問

同時使用率を考慮した用具数はどう決まりますか?

総用具数が1栓なら1、2〜4栓で2、5〜10栓で3、11〜15栓で4、16〜20栓で5、21〜30栓で6を同時に使うとみなします。どの用具を同時に使うかは、台所・洗面・浴室など使用頻度の高いものから選びます。

標準化した同時使用水量とは何ですか?

全用具の使用水量の合計を用具の総数で割って1栓あたりの平均を出し、総用具数に応じた同時使用水量比(1栓1.0〜30栓5.0)を掛けて求める方法です。

集合住宅はどの式を使いますか?

ファミリータイプは戸数による式(10戸未満 Q=42N^0.33、10〜600戸未満 Q=19N^0.67)、ワンルームなどは居住人数による式(1〜30人 Q=26P^0.36、31〜200人 Q=13P^0.56)がよく使われます。採用する式は水道事業体の基準に従ってください。

メーターの口径はこのツールで決められますか?

メーターの口径は、水道事業体ごとの「メーター口径の選定基準」(使用水量や用具数との対応表)で決まります。このツールでは扱っていません。

根拠・出典

本ページは規程・指針の本文を転載せず、計算式と考え方を要約しています。設計・申請には必ず原文と所轄(水道事業体・下水道管理者・電気事業者など)の基準で確認してください。

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最終更新: 2026-10-06